ログイン ログアウト 登録
 頭をよくする作文の勉強(facebook記事より) Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 1429番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/21
頭をよくする作文の勉強(facebook記事より) as/1429.html
森川林 2012/02/05 13:04 



 頭のよさは、使える言葉の多さに比例する。
 ただ読めるだけの言葉ではなく、
 手足のように自由に使える言葉が、
 考える力のもとになっている。

 子供たちの作文を見ていると、どの子も、毎年少しずつ語彙の種類が増えています。

 しかし、その進歩の度合いは、かなりなだらかです。

 見た目を上手に書くテクニックのようなものはありますが、いちばん大事なのは、自由に使える語彙を増やしていくことです。

 語彙を増やすためには、語彙だけを単独に増やそうとするのではなく、ある文脈の中でその語彙を読んだり書いたりしていく必要があります。

 作文力のもとになるのが読む力だというのは、そういう意味です。

 読む力をつけるためには、ちょっと難しい言葉の入っている文章を何度も繰り返し読んで自分のものにすることです。

 言葉の森で、暗唱や音読や読書の自習をすすめているのはこのためです。

 作文の勉強というと、作文そのものを直すようなことを考えがちですが、それはむしろ勉強の枝葉の部分です。

 そして、読む力を伸ばす勉強をしていると、作文力がつくだけでなく、考える力がつき、どの教科の勉強もできるようになってくるのです。

 だから、作文というのは、下手に勉強すると、これほどつまらないものはありませんが、上手に勉強すると、頭もよくなるし、親子の対話も増えるし、子供時代の記念にもなるし、これほど楽しい勉強はありません。

 これから、そういう楽しい勉強をもっと広げていきたいと思っています。


 ということで、もうお昼になってしまいましたが、今日のテーマは、よくなる頭(笑)。

1、頭をよくすることについてひとこと、
 又は、
2、「あ、た、ま」で五七五、
 又は、
3、何でも自由にどうぞ。


 頭をよくすることと、成績をよくすることは、関係はありますが、実はちょっと違うものです。

 それは、実力をつけることと、勝負に勝つこととが、関係はあるがちょっと違うものであることと同じです。

 受験で作文がある子については、今ある実力でいかに上手な作文を書くかということが勉強の中心になりますが、まだ受験まで間がある子については、実力をつけることが勉強の中心になります。

 そして、作文の実力をつけるのは、読む力をつけ、考える力をつけることなのです。


 今日はのどかな日曜日。

 風はまだ冷たいようですが、どことなく春の雰囲気が感じられます。

 春の計画でも立てながら、今日も、ゆっくりいい一日をお過ごしください。


言葉の森のfacebookページ
http://www.facebook.com/kotobanomori

http://www.facebook.com/photo.php?fbid=312637588782412&l=6e9583bb27



同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
作文教育(134) facebookの記事(165) 

コメント欄

ムーミン 2012年2月5日 19時15分  
先生の教育論を、いつも参考にさせていただいております。
子供の中学受験を終え、親として、勝たせるための準備が足りなかったと、反省していたところ、本日のブログを拝読させていただきました。
実力をつけることと、勝つこととは、どう違うとお考えでしょうか?
また、実力をつけるべき時期はいつごろで、勝つための準備の時期はいつごろなのでしょうか?(例えば大学受験の場合)
是非、先生のお考えを伺いたいと思います。

森川林 2012年2月8日 17時0分  
 勉強の場合は、入試の1年前から志望校の過去問に合わせた勉強にしていくといいと思います。
 それまでは、例えば学校や塾のテストでも、成績にこだわらないことが大事です。
 受験の本番では、わからないところにも答えを書き込んで1点でも得点を上げてくるという考えですが、それまでの模試などでは、わからないところは必ず空欄にして×をもらってくるというのが実力向上を考えたテストの受け方です。
 大人が言わないと、子供はなかなかわからないと思います。

コメントフォーム
頭をよくする作文の勉強(facebook記事より) 森川林 20120205 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
めもやゆ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「めもやゆ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
作文教育(134) facebookの記事(165) 
コメント1~10件
読解問題の解き Wind
面白かった 10/11
記事 4027番
長文の暗唱のた たろー
この世で一番参考になる 9/30
記事 616番
「桃太郎」を例 匿名
役に立った 8/15
記事 1314番
日本人の対話と 森川林
ヨーロッパの対話は、正反合という弁証法の考え方を前提にしてい 8/6
記事 1226番
日本人の対話と よろしく
日本人は上に都合がよい対話と言う名のいいくるめ、現状維持、そ 8/5
記事 1226番
夢のない子供た 森川林
「宇宙戦艦ヤマトの真実」(豊田有恒)を読んだ。これは面白い。 7/17
記事 5099番
日本人の対話と 森川林
 ディベートは、役に立つと思います。  ただ、相手への共感 7/13
記事 1226番
日本人の対話と RIO
ディベートは方法論なので、それを学ぶ価値はあります。確かに、 7/11
記事 1226番
英語力よりも日 森川林
AIテクノロジーの時代には、英語も、中国語も、つまり外国語の 6/28
記事 5112番
創造発表クラス 森川林
単に、資料を調べて発表するだけの探究学習であれば、AIでもで 6/27
記事 5111番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習