ログイン ログアウト 登録
 創造が価値の源泉となる社会と言葉の森の教育 1、価値とは何か Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 2020番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
創造が価値の源泉となる社会と言葉の森の教育 1、価値とは何か as/2020.html
森川林 2013/12/31 03:06 


 今、世界は大きく変わっています。それも、大きくよい方向に変化しています。
 この方向は、人類の集合意識が選択したこととも思われるので、もう後戻りはしないでしょう。

 だから、今することは、現在の社会に残っているさまざまな欠陥を批判することではなく、やがて来る新しい自由で平和な社会で、どう生きていくかというビジョンを持つことです。
 そして、そのビジョンを現実の実行に結びつけることです。

 この記事では、最初に、価値の源泉のような抽象的な話から始め、最後は、言葉の森のオープン教育の具体的な実践に結びつけていきます。

●価値の源泉は創造にある

 世界の未来の展望を考えるときに、まず大切なことは、価値の源泉がどこにあるかということです。
 価値の源泉は、人間の創造の中にあります。

 創造はもちろん、人間だけが行っているものではありません。植物の発明した画期的な創造のひとつは光合成です。植物は、光合成という方法の創造によって、太陽エネルギーから、地上の生物が利用できる炭水化物を作り出しました。
 その創造は、その後に続く生物のさまざまな創造の連鎖に発展していきました。

 これらの動植物の行ってきた創造と比べて、質量ともに更に大きな可能性を秘めているのが人間の持つ創造性です。
 しかし、その多くはまだ可能性のままとどまっていて、これからの開花を待っています。
 地上に住む70億の人間の創造性が花開き始めたとき、地球は大きく変わるでしょう。人類は、今その一歩手前にいるのです。

●価格として表れているものと価値との相違

 現代の社会では、多くの人が価値の本質を誤解しています。
 価値はマネーの中にあるのでもなく、エネルギー資源の中にあるのでもなく、商品の中にあるのでもありません。また、人間の労働の中にあるのでもなく、土地の中にあるのでもなく、資本の中にあるのでもありません。もちろん、軍事力の中にあるのでもなく、政治権力の中にあるのでもありません。

 これらの中にある価値と思われるものは、取引をする上での価格のようなものです。需要と供給の関係で生まれた濃度の差が価格です。
 価格は単なる濃度の差で、その濃度そのものを生み出しているのが価値です。その価値の源泉が創造です。

 しかし、創造とは最初の1回限りのものであって、世界を豊かにしているのは、その創造のコピーです。
 最初に生まれた光合成の方法は創造でした。今行われている世界中の植物の光合成はそのコピーであって創造そのものではありません。
 創造そのものは、これから地球上の人間が日々無数に作り出していくのです。



同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
創造力(9) 

コメント欄

森川林 2013年12月31日 6時3分  
 facebookに書いた記事。
====
 明るい展望を持てば、それが現実となる。

 過去を懐かしみ、現在を守ろうとするよりも、未来の創造に目を向けよう。

 人間は、よどみに浮かぶうたかたではなく、自由に流れをさかのぼる生き物だ。

 どんな冷たい川でも、泳ぎ出せば温かくなる。(ならないか(笑))



 いよいよ今年も今日一日。

 こんな日に、言葉の森のホームページに長文を載せました。
http://www.mori7.com/index.php?e=2020

 記事を7つに分けているので、全記事はこちら。
http://www.mori7.com/beb_category.php?id=76


 2014年は、創造する社会を目指して言葉の森の運営をしていきたいと思います。
====

コメントフォーム
創造が価値の源泉となる社会と言葉の森の教育 1、価値とは何か 森川林 20131231 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
となにぬ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「となにぬ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
創造力(9) 
コメント1~10件
読解問題の解き Wind
面白かった 10/11
記事 4027番
長文の暗唱のた たろー
この世で一番参考になる 9/30
記事 616番
「桃太郎」を例 匿名
役に立った 8/15
記事 1314番
日本人の対話と 森川林
ヨーロッパの対話は、正反合という弁証法の考え方を前提にしてい 8/6
記事 1226番
日本人の対話と よろしく
日本人は上に都合がよい対話と言う名のいいくるめ、現状維持、そ 8/5
記事 1226番
夢のない子供た 森川林
「宇宙戦艦ヤマトの真実」(豊田有恒)を読んだ。これは面白い。 7/17
記事 5099番
日本人の対話と 森川林
 ディベートは、役に立つと思います。  ただ、相手への共感 7/13
記事 1226番
日本人の対話と RIO
ディベートは方法論なので、それを学ぶ価値はあります。確かに、 7/11
記事 1226番
英語力よりも日 森川林
AIテクノロジーの時代には、英語も、中国語も、つまり外国語の 6/28
記事 5112番
創造発表クラス 森川林
単に、資料を調べて発表するだけの探究学習であれば、AIでもで 6/27
記事 5111番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
2024年11 森川林
●サーバー移転に伴うトラブル  本当に、いろいろご 11/22
森の掲示板
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習