仕事のできるお父さんやお母さんは、ビジネスライクに仕事をこなす感覚で、子供の勉強に対しても能率を優先してしまいがちです。
子供が分からない問題にぶつかったとき、わかりやすく答えを教えて、それを覚えこませようとしてしまうことがあるのです。
そういうやり方で、確かに理解はできるようになります。
しかし、子供が自分なりに考えて納得するという過程を飛ばしてしまうので、考える力がかえって育たない結果になってしまうこともあるのです。
親子の話し合いで、お母さんが次々に話をまくし立てて、子供にも同じような答え方を要求して急かしてしまうと、子供は話すことがだんだんと苦手になってきます。
よく話をするお母さんの子供がしばしば無口であるのは、そういう背景があるからではないかと思います。
では、どうしたらいいかというと、親が話したあと、子供が自分なりに考えて話すのをじっと待っていてあげるのです。
そして、その話し方が要領の得ない、たどたどしく話すようなものであっても、子どもが話し終わるまでじっと聞いていてあげるのです。
能率の良さを優先させると、自分なりに考えて納得するという力が育ちません。
じっくり待ってあげるという忍耐力も、子育てには必要なのです。