●動画:
https://youtu.be/D5N5z2fjnMI
■なぜ、作文の通信教育は、時代遅れになったか
昔の作文の勉強法は、紙ベースの通信教育が主流でした。しかし、今は、ZOOMなどでオンラインの双方向学習ができるようになっています。
作文のような負担の大きい学習を、通信教育で長期間続けることができるのは、ほんの一握りの生徒だけです。
通信教育で、作文の苦手な子が普通に書けるようになるとか、作文が普通に書ける子が更に得意になるということは、今の通信教育の形が続く限りまずありません。
■事後の赤ペン添削では、作文は上達しない
作文が、なぜなかなか上達しにくいかというと、今の通信教育の指導法の中心が赤ペン添削だからです。
子供が書いた作文のいいところを褒めて、間違いを直すというスタイルの赤ペン添削では、どうしても、間違いを直し不十分な点を指摘する添削になりがちです。
しかし、子供がその添削を見て、次回から上手に書けるようになるかというと、そういうことはまずありません。
赤ペン添削では、作文は上達しないのです。
■事前の準備と友達との交流で、作文は上達する
作文が上達するのは、事後の添削によってではなく、事前の準備と、作文を書いている間の学習の意欲によってです。
オンライン4人クラスでは、事前に全員がどういうことを書くか準備してきたことを発表します。そして、全員が一斉に作文を書き出します。書いている間に、先生が1人又は2人ずつ呼んで個別指導をします。その日の授業の終りには、各人がどれだけ書いたかを報告します。
このような事前の準備と互いの交流の中で作文書くことによって、初めて作文は上達するのです。
■これからの入試では、作文試験が中心になる
現在の受験勉強は、まだ知識の詰め込みが主流です。本を読んだり、考え事をしたり、新しい経験をしたりすることよりも、時間をかけて知識を覚えることが受験勉強のスタイルになっています。
しかし、この知識偏重教育の行き過ぎに、多くの人が疑問を感じるようになってきました。知識の量だけでは、学力の総合的な評価はできないということがことがわかってきたのです。
将来の入試は、作文や面接が中心になります。知識を詰め込むことよりも、その知識を使ってどう考えるかということが重要になってきます。
■毎週の読書紹介で、読書の量が増え、質が上がり、発表力がつく
オンライン4人クラスでは、毎週授業の始めに全員の読書紹介があります。この読書紹介ができるのは、1クラスの人数を4人以内に限定しているからです。
学校などの35人学級では、全員の読書紹介はまずできません。生徒数が10人以上だと、読書紹介だけで授業が終わってしまうからです。しかし逆に、1対1の個別指導では読書紹介自体ができません。
この4人クラスの読書紹介によって、どの子も読書量が増え、読書の質が上がり、人前で本を紹介する発表力がつきます。自分から進んで発表する力は、これからの学力の重要な要素になります。
■作文の上達には、国語読解力のアプローチも必要
作文を上達させるには、作文の勉強だけでは不十分です。小学1年生が小学6年生の文章を書けないように、小学6年生がどんなにがんばっても高校生の文章は書けません。これが、数学や英語など、主に知識の力で学年の先取りができる勉強と作文の勉強との違いです。
作文を書く力のもとになるものは思考力で、思考力のもとになるものは読解力です。作文力をつけるには、土台としての読解力をつける必要があります。
国語読解力をつける勉強法は、毎日の読書と問題集読書と読解検定の分析です。毎月の読解検定で平均80点以上を取ることが、国語読解力の目安です。
■国語読解力の上達にはコツがある 2022/6/27追加
国語読解力は、国語の問題集をいくら解いてもつきません。読解力がつくのは、問題を解いているときではなく、問題文を読んでいるときだからです。
小学生で国語がよくできないという場合、問題文のような文章を読む量が少なすぎます。人によっては、読書量自体が少ないということもあります。読書量が少ないと、読んだ内容が頭に残りません。その結果、問題を解くのにも時間がかかり、問題そのものも解けないということになります。
中学生、高校生で国語がよくできないという場合、文章を読む量にも問題がありますが、それ以上に大きな問題は、解き方のコツを知らないことです。読解問題を理詰めに解くという方法を知らないのです。
言葉の森の国語読解クラスでは、問題集読書と読解検定の分析を並行して行っています。だから、誰でも短期間で国語読解力がつくのです。
■小4までは生活作文、小5からは受験対応の説明文、中学生以上は意見文小論文に
作文の勉強には、学年に応じた発達段階があります。小学4年生までの作文は、身近な体験にもとづいた事実中心の作文です。この時期に、小学生の生活作文はほぼ完成します。
小学5年生からは、事実の流れだけではなく、ひとつの主題で事実を組み立てる説明文が作文の中心になります。この時期の説明文が受験対応の作文になります。
中学生以降は、意見をもとに構成を考え、その構成をもとに事実を組み立てる意見文が作文の中心になります。中学生の意見文は、そのまま大学入試の小論文となります。
高校生以降は、課題となる文章がより抽象的な主題を要求するようになります。この抽象的な課題の小論文で、常に1200字以上の作文を書くことが作文学習の目標になります。
■作文が苦手なら、親子の協力で作文を書くことも
作文がすごく苦手な子や、低学年でまだ文章が書けない子でも、作文の勉強に取り組むことができます。
作文は、直して上達するものではありませんが、今の作文指導の多くは、子供が書いた作文を直すことを中心にしています。これでは、作文が上手にならないばかりか作文を書くことが嫌いになるだけです。
作文の苦手な子や低学年の子が作文の勉強をするための最もよい方法は、親子の協力で作文を書くことです。
親子作文によって、子供は正しい書き方を自然に身につけ、作文を書く楽しさを知るようになります。すると、次第に自分から進んで作文を書けるようになるのです。
■作文が得意なら、森リンベスト5を目指すことを目標に
これまでの作文指導では、ある程度作文が上手に書けるようになると、目標がなくなるのが普通でした。また、作文には客観的な評価がないので、自分がどの程度上達しているかわからないという問題もありました。
言葉の森の作文指導では、低中学年では主に項目指導によって、子供自身がわかる客観的な評価をしています。
小学校高学年からは、日本語の形態素解析を使った自動採点ソフト森リンの評価によって、文章力の客観的評価ができるようにしています。(2013年国際特許取得)
赤ペン添削を中心とした主観的な評価だけでなく、誰でも理解できる客観的な評価によって、作文学習を行っているのは、日本では言葉の森だけです。
■日本の作文教育の草分け、40年の伝統、14,000人の指導実績
言葉の森の創設は、1981年、今から40年以上前にさかのぼります。当時、日本には、作文教室というものはどこにもありませんでした。言葉の森がすべてオリジナルに、作文教育に関する日本及び世界の文献を200冊以上読破し、それまでの日本の作文教育を集大成し、新しい作文指導法を作り上げていきました。
言葉の森がこれまで教えた生徒は、約14,000人。小学1年生から、高校生、大学生、社会人までさまざまな生徒に作文指導を行ってきました。そして、多く生徒が、作文を通して思考力、創造力を育てていったのです。
■小1から始めて高3まで続けられる作文指導は言葉の森だけ
言葉の森の作文指導の特徴は、小学1年生から高校3年生まで系統的な作文指導を行っていることです。小学生で作文の勉強を始めた生徒が、高校生になるまで勉強を続けているということもよくあります。
小学生のうちだけの作文指導や、高校生のときだけの作文指導というものは、学校や塾や予備校でもありますが、小学生から高校生まで、同じ先生が一貫して作文指導をする仕組みを持っている作文教室は言葉の森だけです。
■ネットだからこそできる、少人数の個別指導
言葉の森のオンライン教育の特徴は、1クラスの生徒4~5人という少人数を維持する形で行っていることです。4~5人のクラスであれば、毎回全員の読書紹介や交流ができ、生徒一人ひとりの個別指導もできます。
オンライン4人クラスは、オンライン教育でありながら、勉強を通して他の生徒との出会いや触れ合いがあるので、自然に学習意欲がわき、長く勉強を続けることができます。
現在、オンラインクラスの講座には、作文、親子作文、国語読解、基礎学力、算数数学、英語、公中文系理系、創造発表、プログラミングなどがあります。
■オンライン4人クラスで、作文の体験学習ができる
オンライン4人クラスで作文の体験学習ができます。オンラインクラス一覧表をごらんいただき、ご都合のよい時間帯で、同じぐらいの学年の生徒がいるクラスにご参加ください。
授業では、全員の読書紹介のあと、一斉に作文を書き出し、途中で先生が個別指導で一人ひとりに作文の書き方をアドバイスします。苦手な子から得意な子まで、それぞれの生徒に合わせた指導を行います。
曜日・時間の変更や、休んだときの振替出席は、空きクラスがあればいつでもできます。