ログイン ログアウト 登録
 これからの勉強の中心は、創造と発表。知識を詰め込むだけの勉強や、点数の差をつけることを目的にした勉強で高得点を取れるようになることは時代遅れに Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 5042番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/4/4
これからの勉強の中心は、創造と発表。知識を詰め込むだけの勉強や、点数の差をつけることを目的にした勉強で高得点を取れるようになることは時代遅れに as/5042.html
森川林 2024/04/06 16:43 

餌を待つスズメたち

 勉強の目的は、実力をつけることです。
 そして、その実力の土台の上に、創造性を生かし、社会に貢献できるようになることです。

 しかし、今の日本の教育では、実力をつける勉強よりも、競争に勝つことが勉強の目的になっています。

 例えば、先日、中学生の数学の問題集につぎのような例題が載っていました。

(そんなに面白い問題ではないので、考えなくていいです。)

 人間の頭脳は、立体をそのまま把握することに慣れていません。
 だから、難問には、立体が使われることが多いのです。

 しかし、そういう問題が出されるのは、その問題を解けるようになることが、人生にとって必要だからではなく、点数の差をつける競争に勝つために必要だからです。

 確かに、こういう問題は、解法の手順に沿って考えれば理解できます。
 しかし、それは、数学の問題というよりも、読解の問題です。
 読解力をつけることは大事ですが、この問題を解くこと自体には意味がありません。
 それなのに、なぜこういう問題が出されるかというと、それはただ○と×の差をつけるためなのです。

 このような必要以上の難問が出されることによる弊害は2つあります。
 ひとつは、勉強のよくできる子は、無意味な勉強に時間を取られることです。
 もうひとつは、勉強のふつうにできる子は、勉強が嫌いになることです。


 勉強の先にあるものは、入試に合格することではなく、社会に出て活躍することです。
 社会に出て仕事をするために必要だから勉強をするのであって、競争に勝つために勉強をするのではありません。
 しかし、今は、ほとんどの子は、競争に勝つための勉強に追われています。


 昔の教育では、できない子がいると、先生はその子ができるようになるまで教えました。
 例えば、寺子屋時代の教育は、全員ができるようになるための教育でした。
 だから、勉強の中心は、素読や暗唱や算盤(そろばん)でした。
 その先の勉強をしたい子は、更に高度な本を読む勉強に進みました。

 今の教育は、子供たちに差をつけるための教育になっています。
 だから、先生も、その差をあきらめているのです。


 勉強を本来の目的に戻すためには、2つのことが考えられます。

 ひとつは、実力をつけるための勉強は、能率よく行うことです。
 そのためには、勉強の中心は家庭での自主学習とすることです。

 家庭での自主学習は、ChatGPTなどの利用で現実的なものになってきています。
 そして、今の基準で言えば、どの教科も80点以上、5段階の成績でオール4以上が取れることを目標にすればいいのです。
 100点を目指したり、オール5を目指したりする勉強は、競争時代の勉強です。

 もうひとつは、創造と発表の勉強に力を入れることです。
 昔は、創造と発表の勉強というのは、遊びのように見なされていました。
 それは、創造力や発表力は、受験のためには必要がなかったからです。
 創造を生かすのではなく決められたとおりにやること、発表ではなく言われたことを素直に吸収することが、かつての勉強の中心でした。

 しかし、近年の大学入試における総合選抜の広がりに見られるように、時代は変わっています。
 社会全体が、創造と発表を求めるようになってきているのです。

 高校における探究学習も、この流れのひとつです。
 しかし、探究学習も、これからは時代遅れになります。

 読書感想文コンクールが時代遅れになったように、探究学習もわざわざ学習と呼べるようなものではなくなっています。
 ChatGPTを利用すれば、必要な探求学習は数時間でできます。

 これから大事になるのは、その探求の結果をもとに、自分がどういう問題意識を持ち、何を創造するかということです。
 この創造とセットになっているものが発表です。

 これからの勉強は、実力をつけるための勉強と、創造と発表の勉強になっていくのです。


 国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
創造発表クラス(0) 未来の教育(31) 

コメント欄

コメントフォーム
これからの勉強の中心は、創造と発表。知識を詰め込むだけの勉強や、点数の差をつけることを目的にした勉強で高得点を取れるようになることは時代遅れに 森川林 20240406 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
ねのはひ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「ねのはひ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
創造発表クラス(0) 未来の教育(31) 
コメント1~10件
【合格速報】兵 匿名
すごい 3/26
記事 5281番
新しい教育のビ 森川林
 この勉強の目的は、どこかいい大学に入るようなことではありま 3/17
記事 5309番
これからの学力 森川林
発表広場に発表作品を入れています。 (カメラオフの発表のみ 3/5
記事 5306番
暗唱のコツは早 音楽
本当にありがとうございました。 テスト合格できそうな気がし 3/3
記事 700番
優しい母が減っ 森川林
あきろあさん、コメントありがとうございます。 子供は、もと 2/13
記事 979番
優しい母が減っ あきろあ
森リン先生の投稿をみて、母は甘やかしていいんだと、初めて気付 2/7
記事 979番
中根の担当する 森川林
YKさん、ありがとう。 私が子供にさせたいと思っていたのは 1/27
記事 5267番
中根の担当する YK
創造発表クラス面白くなりそうですね!イギリスの私立学校のカリ 1/27
記事 5267番
これからの学力 森川林
 書き忘れたけど、ひとりの先生が全教科、全学年を教えるという 12/9
記事 5233番
読解問題の解き Wind
面白かった 10/11
記事 4027番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Re: 3月の 森川林
 よく考えたね。  でも、利己的と自己中心的は、意味が違う 3/25
国語読解掲示板
AIで宿題なん 森川林
AIで宿題なんて簡単にできるようになっている。 解決策は、 3/24
森川林日記
3月の小6の確 あかそよ
大問1-2 利己的と自己中心的はほとんど同じ意味だと思いま 3/23
国語読解掲示板
2025年3月 森川林
●小学校低学年の作文は、書いたあとの添削よりも、書く 3/22
森の掲示板
オープン森リン 森川林
オープン森リンのフォームをホームページに設置したら、早速、ア 3/21
森川林日記
SBペイメント 森川林
スクエアはもっと簡単にできたのに、SBペイメントは仕様書だけ 3/19
森川林日記
この1週間、ほ 森川林
 この1週間、ほとんど何も仕事をしなかった。  思索と森リ 3/12
森川林日記
Re: 題名( さき
あなたのコードとパスワードが見つかりません、と表示されます。 3/9
森林プロジェクト掲示版
森プロの講師ペ さき
いつもお世話になっております。 森プロの講師ページが開かな 3/9
森林プロジェクト掲示版
BtoB集客1 大谷優花
《 法人向け集客を1件1,000円で 》 私たちは集客 3/8
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習