ログイン ログアウト 登録
 新しい教育のビジョン――AI時代は自分で学ぶ勉強の時代に Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 5309番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/3/26
新しい教育のビジョン――AI時代は自分で学ぶ勉強の時代に as/5309.html
森川林 2025/03/16 16:58 


 人間は、中学3年生ぐらいになるまでは、勉強の自覚がないのが普通です。
 それは、まだ自分というものがはっきりしていないからです。

 このころまでは、向上心によって勉強するのではなく、人に言われるから勉強するというのが勉強の動機です。
 だから、中学3年生まで義務教育になっているのです。

 子供は、中学3年生ごろから次第に自覚によって勉強するようになります。
 だから、自覚によって勉強する前の時期、小学校高学年から中学生の時期にかけての勉強の仕組みを作ることが大事です。

 今の教育の多くは、宿題とテストによって勉強の動機付けを行っています。
 以前、宿題とテストを廃止した中学があり、かえって成績が上がったという例がありました。
 しかし、それが続いているかどうかはわかりません。

 フィンランドの教育が、一時、宿題もテストもない教育として話題になりました。
 しかし、そのときの生徒の学力は、それまでの宿題やテストがあった時期に作られた学力でした。
 だから、宿題とテストをやめてから、フィンランドの教育は急降下しました。

 宿題とテストがなければ、生徒は勉強しません。
 しかし、宿題とテストだけで勉強させようとすれば、生徒の自主性が失われます。

 宿題とテストという強制に頼らずに、生徒が自主的に勉強に取り組む仕組みが必要です。


 私(森川林)が考えているのは、次のような学習システムです。
 対象は、主に中学生です。

 まず、全員が、国数英理社の参考書又は問題集を用意します。
 勉強の基本は、家庭での自学自習ですから、毎日計画的に勉強を進めます。
 しかし、中学生のころは、学習の仕方がわからないうちは、無駄なことをしたり、わからなところを飛ばしたりします。

 そこで、週に1回、学習チェックの時間を作ります。
 学習チェックは、オンラインクラスで、同学年の同レベルの生徒が4~5人集まる状態で行います。
 そこで、勉強の状態をチェックするとともに、読書紹介や、勉強や、学習相談や、生徒どうしの交流を行います。

 ここで大事なことは、先生の役割です。
 先生がひとりで勉強を教えようとすると、中学生のレベルでは教科担任になりがちです。
 中学生の国語も数学も英語も理科も社会も、全部教えられるという先生はあまりいないからです。

 しかし、ここで、ChatGPTが助手として参加します。
 先生は、生徒の勉強の全体的なバランスを見てアドバイスをします。

 個々の教科の指導や質問は、ChatGPTのAIが行います。
 そのために、参加する生徒は、できるだけChatGPTの有料版(月20ドル)を使えるようにします。

 国数英理社の教科の勉強は、ChatGPTを使えば十分にできます。
 先生の役割は、生徒の全体の状態を見ることです。


 しかし、国数英理社の勉強は、吸収する勉強です。
 これからは、吸収だけでなく、創造し発表する勉強が必要になってきます。

 そこで、月に1回は、創造発表の週を作ります。
 この創造発表のテーマは、主に、理科と社会とプログラミングです。


 週1回の学習では、家で勉強する時間が不足するという場合は、自習室を使うようにします。


 このような自学自習と創造発表ができるためには、学校成績がオール3.5以上であることが必要です。
 学校の成績がそれ以下になったら、国数英の確認テストが連続3ヶ月70点以上になるまで自分で勉強をするようにします。

 こうすれば、無駄のない、そして友達との交流もある楽しい勉強ができます。
 これを4月から行っていく予定です。


 低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
中学生の勉强(21) 

コメント欄

森川林 2025年3月17日 6時36分  
 この勉強の目的は、どこかいい大学に入るようなことではありません。その大学を出たあと、社会で第一人者として活躍できる人間になることです。わかりやすく言えば、独立起業をすることと言ってもいいでしょう。これが、教育の目標です。

コメントフォーム
新しい教育のビジョン――AI時代は自分で学ぶ勉強の時代に 森川林 20250316 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
まみむめ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「まみむめ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
中学生の勉强(21) 
コメント1~10件
新しい教育のビ 森川林
 この勉強の目的は、どこかいい大学に入るようなことではありま 3/17
記事 5309番
これからの学力 森川林
発表広場に発表作品を入れています。 (カメラオフの発表のみ 3/5
記事 5306番
暗唱のコツは早 音楽
本当にありがとうございました。 テスト合格できそうな気がし 3/3
記事 700番
優しい母が減っ 森川林
あきろあさん、コメントありがとうございます。 子供は、もと 2/13
記事 979番
優しい母が減っ あきろあ
森リン先生の投稿をみて、母は甘やかしていいんだと、初めて気付 2/7
記事 979番
中根の担当する 森川林
YKさん、ありがとう。 私が子供にさせたいと思っていたのは 1/27
記事 5267番
中根の担当する YK
創造発表クラス面白くなりそうですね!イギリスの私立学校のカリ 1/27
記事 5267番
これからの学力 森川林
 書き忘れたけど、ひとりの先生が全教科、全学年を教えるという 12/9
記事 5233番
読解問題の解き Wind
面白かった 10/11
記事 4027番
長文の暗唱のた たろー
この世で一番参考になる 9/30
記事 616番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
Re: 3月の 森川林
 よく考えたね。  でも、利己的と自己中心的は、意味が違う 3/25
国語読解掲示板
AIで宿題なん 森川林
AIで宿題なんて簡単にできるようになっている。 解決策は、 3/24
森川林日記
3月の小6の確 あかそよ
大問1-2 利己的と自己中心的はほとんど同じ意味だと思いま 3/23
国語読解掲示板
2025年3月 森川林
●小学校低学年の作文は、書いたあとの添削よりも、書く 3/22
森の掲示板
オープン森リン 森川林
オープン森リンのフォームをホームページに設置したら、早速、ア 3/21
森川林日記
SBペイメント 森川林
スクエアはもっと簡単にできたのに、SBペイメントは仕様書だけ 3/19
森川林日記
この1週間、ほ 森川林
 この1週間、ほとんど何も仕事をしなかった。  思索と森リ 3/12
森川林日記
Re: 題名( さき
あなたのコードとパスワードが見つかりません、と表示されます。 3/9
森林プロジェクト掲示版
森プロの講師ペ さき
いつもお世話になっております。 森プロの講師ページが開かな 3/9
森林プロジェクト掲示版
BtoB集客1 大谷優花
《 法人向け集客を1件1,000円で 》 私たちは集客 3/8
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習