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 2026年4月 保護者懇談会資料 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
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2026年4月 保護者懇談会資料 as/5495.html
森川林 2026/04/22 09:05 


●これからの勉強の重点は作文と読書

 知識の詰め込みで学力を評価する時代は、AIの登場によって大きく変わりつつあります。
 もちろん、基礎的な学力の土台は身体化しておく必要があるので、国語、数学、英語、理科、社会の基本は身につけておく必要があります。
 しかし、これから重要になるのは作文力と読書力です。

 作文と読書については、まだ客観的な評価の仕組みが確立されていないため一般的ではありませんが、言葉の森が企画している「作文検定」や「図書検定」が普及すれば、これらがこれからの学力の中心になっていくと考えています。

●全科学力クラスについて

 今後の勉強の形態は、学校や塾に通って先生に教えてもらう形から、家庭でAIを利用しながら自主学習を進める形へとシフトしていきます。
 家庭での自主学習をチェックし、生徒同士の対話・交流・発表を活かすために教室での授業が行われる――。その学習スタイルを先取りするのが「全科学力クラス」です。

 小学1年生から主に中学3年生まで、国語、数学、英語、暗唱、創造発表を週1回の授業でカバーします。
 高校生は自分で計画して勉強できるため、作文と国語読解以外の数学・英語などは、家庭でAIを利用して独自に進めていきます。

 全科学力クラスは今後拡大していく予定です。「家庭学習+全科学力クラス」という勉強形態を、新しい時代の学習スタイルとしてご検討いただければ幸いです。体験学習は随時受け付けています。

 全科学力クラスの対象は小学1年生から高校3年生までです。
小学1・2・3年生: 国語、算数、暗唱、創造発表
小学4・5・6年生: 国語、算数、英語(英文暗唱含む)、創造発表
中学1・2・3年生は、国語・数学・英語・創造発表の授業を行います。(英語には英文暗唱があります)
高校生: 国語、創造発表

 ただし、授業とは別に自分の取り組みたい教科に特化することも可能です。例えば、国語読解を中心に勉強したい方は、創造発表の週以外は毎週国語読解の学習に取り組むことができます。

●サマーキャンプの計画

 8月11日(火)~8月17日(月)の期間、那須の合宿所にてサマーキャンプを行います。
 住所:〒325-0303 栃木県那須郡那須町高久乙3374-48 言葉の森合宿所

 言葉の森の生徒だけでなく、ご兄弟、保護者、ご友人なども参加可能です。保護者同伴であれば乳幼児の方もご参加いただけます。
 子供が高学年になると、家族旅行よりも友達と過ごす時間を好むようになります。サマーキャンプを家族旅行の計画の一部に組み込んでいただくといいと思います。

 合宿では、午前中を勉強時間とし、暗唱、読書感想文、読書紹介、国数英の問題集学習などを行います。
(感想文は、こちらで指定する図書の中から各自で希望のものを準備してください。問題集は各自自分の学習したいものを持参してください。)
 午後は近所の浅く広い川で遊びます(雨天時はホテルのプール)。
 夕方は自由時間とし、自室で休むか食堂で自由に交流します。
 夜間は子供たちの就寝後、保護者の歓談の時間があります。
 生徒の部屋は6部屋で4人まで同室可能です。
 各部屋にパソコンを設置しており、Zoomを使って自宅の保護者の方と連絡を取ることもできます。
 保護者・乳幼児の部屋は4部屋で、それぞれ家族単位で宿泊できます。

 1泊2日を基準とし、希望により連泊も可能です。
集合: 毎日10:30ごろ 那須塩原駅 改札口周辺
解散: 毎日10:30ごろ 那須塩原駅
 お車で直接お越しいただくことも可能です(駐車場約6台・予約不要)。

 【参加費】
小中学生・大人: 1泊 16,500円(3食・諸費用込)
幼児: 1泊 8,250円(3食・諸費用込)
2歳以下: 無料

 申し込みページは現在準備中です。公開次第、ホームページでお知らせします。

▽参考資料(昨年の「サマーキャンプのしおり」)
https://www.mori7.com/stg/202507ns/

●家庭学習の習慣をつけることが大事

 宿題やテストがあるから勉強するのではなく、自らの計画で勉強することで本当の力がつきます。計画倒れを防ぐためにも、まずは必要最小限のことを「開始時刻を決めて取り組む」習慣をつけることが肝要です。

 小学生の時期に習慣化しやすいのは「暗唱」です。中学生なら英語の暗唱も良いでしょう。
 これらを毎日決まった時間(例:朝食前など)に行うことで、学習が自然な生活リズムの一部になります。

 小学校低学年までは親のコントロールが必要ですが、3年生あたりから自立心が芽生え始めます。この時期から少しずつ子供の自主性に任せていくことが大切です。高学年や中学生になっても親の指示通りに動かしていると、自分で工夫する姿勢が育たず、受験終了と同時に学習意欲を失ってしまうケースもあります。
 成長段階に応じ、親の「管理」から子供の「自主性」へと、徐々に舵を切っていく必要があります。

●勉強の基本は「少数の反復」

 学習において重要なのは「同じものを繰り返す」ことです。
 問題集を一冊決めたら、5回以上繰り返すことを目標にしてください。1?2回しか解かない問題集を何冊も並行するのは、効率が悪く力もつきません。

 また、問題集は「読むこと」を中心に進めてください。「書く」作業は「読む」よりも5倍近い時間がかかります。書く勉強を1回するよりも、読む勉強を5回繰り返す方が定着します。

 さらに、答えのある勉強では、一定時間を超えて悩み続けるのは無駄になります。しばらく考えて分からなければすぐに答えを見て、その内容を理解すること。効率的な学習とは、正解と解説を素早く咀嚼(そしゃく)することにあります。

 英語の成績は、学習の継続性と真面目さに比例します。他教科に比べ「地頭」だけで突破しにくい分野であるため、英語ができる生徒は学習全体に対しても真摯であると評価され、受験でも重視される傾向にあります。

 しかし、AIの発達により英語の(道具としての)重要性は低下していくでしょう。その際、最後に残るのは「日本語で考える力・読む力・書く力」です。
 現在、新井紀子氏の『シン読解力』が話題ですが、今後は読解力の低下以上に「作文力の低下」が大きな課題となると予想されます。日本語の読書力(特に説明文)と、作文力(特に高学年以降の感想文や意見文)を磨いておくことが、これからの時代を生き抜く鍵となります。

●能率の良い作文勉強法

 作文は本来、非常に時間がかかるものです(1,200字で1時間半程度)。
 しかし、作文の本質は「書くこと」ではなく「考えること」にあります。中学生以上の生徒には、以下の効率的な方法を推奨します。

1. 構想: 課題を見て15分程度で構想メモを作成する(ここが最も重要)。
2. 音声入力: メモを基にICレコーダーやGoogleドキュメントで音声入力する。
3. AI補正: テキスト化した文章をAIに渡し、句読点の付与や整形を行う。

 ただし、考えたことを「手で書く」技能は、小学生のうちに身体化しておく必要があります。
 手書き能力の身体化の適齢期は小学1年生から3年生ごろです。この時期に、思考と筆記が自然に連動する状態を作っておくことが大切です。

●数学の必要性

 作文力・読書力と並んで「数学力」も不可欠です。数学は論理的な思考回路を形成するための「身体化」すべき学習だからです。

 中学3年生までの義務教育課程の数学は完璧にしておきましょう。また、高校での文理選択では、可能な限り理系を選択することをお勧めします。文系科目は独学が可能ですが、数学は強制力のある環境でないと習得が難しいためです。

●大学卒業後の仕事

 かつてのように「大企業に入れば一生安泰」という時代は終わりました。
 今の子供たちが求めているのは、安定よりも「自己成長」や「チャレンジ」です。会社員として働きながらでも、起業や副業を視野に入れた生き方がスタンダードになるでしょう。

 これからの起業・副業で重要なのは「答えのない分野」を選ぶことです。既存のビジネスモデル(例:従来の○○屋さんなど)の模倣や、誰でもすぐに真似できるAI活用には発展性がありません。

 自身の「好きなこと」を突き詰めることが仕事に繋がります。さかなクンのように、昆虫、野草、鳥の声など、一見「趣味」と思われる分野を専門的に掘り下げている人々が注目されています。
 将来、ベーシックインカムのような社会保障が普及すれば、なおさら「自分の好きなことを大事にする習慣」が生きる糧となります。

 明治維新の直前、武士は子供に「剣術と馬術」を教え込みましたが、それらはやがて趣味の世界のものとなりました。今、大人が必要だと信じている価値観も、将来は様変わりしているかもしれません。
 子育てのゴールを「大学合格」に置くのではなく、その先の長い人生をどう豊かに歩むかという、長期的な視点が求められています。




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お返事ありがとうございます。暗唱検定が早くできてほしいです。 4/9
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 日本語教育で、簡単なのは会話で、次が読書で、最後が作文です 4/8
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作文検定のプレ あお
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●【重要】7月の新学期から作文用紙と封筒用紙の配布を廃止します――手書きの人は作文ノートの利用をおすすめします
●森からゆうびん2026年2月
●思考力を育てる作文教育

●本で最も進んでいるオンライン教育――少人数の対話と個別指導 無料体験学習 受付中。
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全国初の本格的な日本語作文検定作文の客観的評価で、誰でも作文が好きになり実力がつく。特許取得の独自のアルゴリズムとAIによる対話型600字講評。(学校塾向け)
●担任制で対話のある、5人以内の少人数オンライン教育 言葉の森
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