ログイン ログアウト 登録
 小3の感想文指導のポイント 作文検定 | 言葉の森 | 作文教室【公式】
 
作文検定 | 言葉の森 | 作文教室・サイト 作文検定 | 言葉の森 | 作文教室
記事 703番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/9/11
小3の感想文指導のポイント as/703.html
森川林 2009/12/06 10:47 


 小3の保護者の方から、感想文の添削についてご質問をいただきました。

 その内容は、「中心を決めることと、似た話と、結びの感想が一貫していないのに、いいところを褒めるだけの指導でいいのか」というものでした。

 こういう疑問は、多くの方が持っていると思いますが、実は「それでいいのです」というのが答えです。

 その理由は二つあります。

 第一は、小3、小4では、感想文の本格的な指導はまだ無理だからです。

 感想文の指導が意味を持つのは、小5からです。このころになると、全体の構成や主題を考える力がついてくるので、先生が説明したことを自分なりに理解して書いていくことができます。しかし、小4までは、先生の説明を消化するだけの年齢になっていないので、先生に言われたとおりに書くぐらいまでしかできません。

 では、なぜ小3や小4で感想文の指導をするかというと、それは小5になって感想文を書くために、その形に慣れておくという準備をするために書いているのです。

 第二は、よりよい文章を書くために先生が直す指導に力を入れると、その直す指導が子供の理解力を超えている場合、苦手意識を育てることにしかならないからです。

 よく作文指導に熱心な先生のクラスの生徒の多くが作文に苦手意識を持っているということがあります。それは、先生が熱心に直す指導をし、その一方で上手な子の作文だけを褒める指導をするので、大部分の子が作文を苦手に思うようになってしまうのです。

 では、単に褒めるだけの指導でいいのかと言えば、そうではありません。褒めるだけの指導は、直す指導よりもずっとよいのですが、褒め続けているだけでは進歩がありません。

 褒める指導にセットしておくものは三つあります。

 第一は、自習で力をつけていくことです。暗唱や読書によって読む力がつき語彙力がつけば、先生の説明を自分なりに生かすことができるようになります。褒めることと自習をすることは勉強の両輪のようなものです。

 第二は、できた作品を褒める一方で、次回の作文や感想文の準備をすることです。特に、感想文は事前の似た話の準備が重要です。長文を読んで、自分で似た話を考えるとともに、家族に取材して似た話を集めます。すると、感想文の内容が見違えるほど充実してくるのです。

 言葉の森の指導の特徴は、事後添削ではなく事前指導です。書いた作品について赤ペンを細かく入れても、作文力は上達しません。書き出すまでに準備をして、先生が事前に電話で重要なポイントを言う、という書く前の指導がいちばん重要なのです。

 第三は、中高生になるまでの発展を見越したシステムで勉強することです。小学生の作文を小学生の時代だけ上手になればいいと考えると、どうしても生活作文をくわしく描写的に書くことに終始しがちです。小学校低中学年で上手な作文を書くことが目的なのではなく、書く力そのものを伸ばして、中学生や高校生になったときに立派な説明文や意見文を書けるようにすることが勉強の目的です。

 小3の生徒の中には、題名課題は難しいから嫌だとか、感想文は難しいから嫌だという生徒がよくいます。しかし、そういう子供たちでも、作文が勉強の一つなのだという話をすると、難しいけどがんばるという姿勢で取り組んでくれるようになります。そして、事前の準備に力を入れて、お父さんやお母さんに似た例などを取材してくると、すばらしい作文が書けるようになるのです。

 褒める指導を中心にしつつ、毎日の自習で読む力をつけ、先の展望を考えて勉強を進めていく。これが作文、感想文の勉強で大事なポイントです。



コメント欄

コメントフォーム
小3の感想文指導のポイント 森川林 20091206 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
れろわを (スパム投稿を防ぐために五十音表の「れろわを」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
家庭で教える作文(55) 生徒父母向け記事(61) 
コメント1~10件
作文自動採点ソ 森川林
なっつさん、投稿ありがとう。 でも、ここでは森リンの採点は 8/8
記事 89番
森林プロジェク 森川林
かじかわさんへ、投稿ありがとう。 しかし、もとの記事と関係 8/8
記事 1496番
森林プロジェク かじかわ
改めて考えよう。所得の超過累進課税制による、資本主義と社会主 8/5
記事 1496番
作文自動採点ソ なっつ
母の過去から学んだ      令和の闇に負けない社会   8/3
記事 89番
作文検定で作文 森川林
評価サンプルはこちら。 6/25
記事 5538番
なぜ公立中高一 森川林
 志望校の過去問に特化した受験対策を進めるためには、まず「春 4/28
記事 5498番
作文検定のプレ あお
お返事ありがとうございます。暗唱検定が早くできてほしいです。 4/9
記事 5493番
作文検定のプレ 森川林
 日本語教育で、簡単なのは会話で、次が読書で、最後が作文です 4/8
記事 5493番
作文検定のプレ あお
日本語作文検定は、日本語を学ぶ外国人のための作文教育にも対応 4/8
記事 5493番
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
【重要】ZOO 森川林
 ZOOMの有料版の契約をしていますが、アメリカからの請求な 9/9
森の便り
言葉の森新聞2 言葉の森事務局
言葉の森新聞2026年9月2週号 通算第1914号 文責  9/9
森の便り
森の便り9月7 森川林
●作文の進級テストの締切は9月7日(月)  作文の今学 9/7
森の便り
教育改革 森川林
自分の目的は、日本を守り発展させるために、 現在の詰め込み 9/7
森川林日記
中学1・2・3 森川林
 中学1・2・3年生の確認テストは、これまで標準新演習が中心 9/3
森の便り
図書検定、9月 森川林
 図書検定は、9月から問題の出し方を変えるため、一時工事中に 9/2
森の便り
「口頭検定、改 森川林
「口頭検定、改めスピーチ検定に」 https://www. 9/2
森の便り
作文の森リン点 森川林
言葉の森のホームページの記事を更新しました。 「森リン 9/2
森の便り
暗唱検定、口頭 森川林
 暗唱検定とスピーチ検定で、iPhoneから音声入力するとエ 9/1
森の便り
言葉の森新聞2 言葉の森事務局
言葉の森新聞2026年9月1週号 通算第1913号 文責  9/1
森の便り

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン