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勉強は、本来家庭で自分のペースでやるのが最も能率よくできるものです。
塾に通い、先生に教えてもらう形の勉強だと、ほかの生徒と同じことを同じようにやることになります。すると、自分にとってよくわかったこともやらなければならず、逆に自分にとってよくわからないこともみんなと同じペースで進まなければなりません。このため、みんなと一緒に聞く授業は、無駄が多く能率が悪いのです。
勉強がよくできる生徒は、塾に通っている場合でも、必ず自宅で自分のペースで勉強をする時間を確保しています。
ところが、自宅での勉強は、見ている人がいないので、始めるきっかけがつかみにくいという問題があります。また、ひとりで勉強していてわからない問題が出てきたときは質問する人がいないという問題もあります。
そこで、言葉の森が現在行っているのが、寺子屋オンエアという企画です。これは、ウェブカメラ付きパソコン(又はタブレット、又はスマホ)を利用して、1日1時間ほかの生徒と一緒に勉強をするというものです。1時間の勉強のあと先生から電話があり、その日の勉強の結果を聞く時間があります。このため、自宅にいながら集中して勉強することができるのです。
●問題集読書の習慣がつく
寺子屋オンエアで特に力を入れているのが、国語の問題集読書です。
国語の勉強の基本は、難しい文章を繰り返し読み、読解力をつけることです。難しい文章の基準は、その学年の生徒が普通に読書などで読む文章よりもワンランク上の文章ということです。
誰でも手に入れやすい難しい文章は、国語の読解問題集で、受験生の場合は国語の入試問題集です。特に、入試問題集はそのときの時事的なテーマが取り上げられていることも多く、文章の質もよいものがそろっています。
しかし、家庭学習では、この難しい文章を繰り返し読むという勉強がなかなかできません。特に、音読という読み方は、ひとりではなかなかできません。
黙読では、目が字面を追うだけの読み方になってしまうことが多いので音読が必要なのですが、ひとりで音読するという習慣がある子はほとんどいないのです。
●毎日音読のできるビデオメッセージ
寺子屋オンエアの生徒は、この問題集読書の音読をし感想を書くことを勉強の一つの課題としています。
そして、寺子屋オンエアの授業のない日や日曜日でも音読ができるように、音読のビデオメッセージを寺子屋オンエアの先生に毎日送っていいということにしています。
この毎日の音読をしている生徒の国語の成績が、どの生徒も例外なく高くなってきました。
また、国語以外の算数・数学や英語や読書なども、どの生徒も自分の勉強としてうまく組み合わせて自学自習をしています。
言葉の森では、今後この自学自習方式の勉強法をもっと広げていきたいと思っています。
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本日、読書感想クラブで、ハングアウトを使った読み聞かせの会合を行います。人数に余裕があるので、体験として参加を希望される方はおいでください。
読み聞かせの時間は10分ぐらいで、ほかにみんなが読んでいるそれぞれの本の紹介(自由)、読み聞かせのあとの構想図書き(これも自由)、前回の読み聞かせのあと家庭で何か実験などに取り組んだ人があればその発表と紹介、などを行います。
全体の時間は45分程度。
必要なものは、googleハングアウトに参加するためのGoogleアカウント(これはほとんど人が既に持っていると思います)、ウェブカメラのついたパソコンです(タブレットやスマホでもできます。ただスマホは操作がわかりにくいようです)。
時間は、8月2日(火)18:00~18:45。
対象学年は、小1~小3(保護者も一緒に参加できます)。
開始時刻の15分ぐらい前に、言葉の森のトップページの上の方にリンクを作りますので、そこからお入りください。
人数の上限は9名なので、参加を希望される方は、できるだけ事前にその旨をご連絡ください。
今日の読み聞かせの話はこれです。
https://goo.gl/photos/ALxY9zDmwzzMBzQ39
物語文は、日常的に読む機会が多いと思うので、できるだけ面白い説明文を材料にしています。
前回の読み聞かせの部分だけを紹介します。
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海外から小4の思考国算講座+スタディサプリ」の受講を希望しています。 申し込みはどのようにしたら良いでしょうか? 時差の問題は、クリアーできます。 お返事をお待ちしています。
Tamaさん、こんにちは。
海外からでも、国内と全く同じように受講できます。
父母掲示板の方から、お名前などをご連絡ください。
http://www.mori7.net/teraon/hkei.php
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7月22日、23日と、神奈川県の三浦半島で夏合宿を行いました。
春の合宿は岡山県なので関西地方の参加者が中心でしたが、今回は神奈川県なので関東地方の参加者が中心でした。
当日は、直前まで土砂降りの雨で、バスに乗って走っている間もずっと雨でしたが、ちょうど現地の荒崎海岸に着いたときから雨が上がり始め、海での磯遊びは予定どおり楽しくできました。
ちょうど引き潮の時期にぶつかるように計画していたので、本来ならばずっと沖になるところまで歩いていくことができました。
カニがいたり、魚がいたり、ウニがいたりと、子供たちは約2時間、生き物探しに夢中になっていました。
午後は、野島に戻ってイカダ作り、そのあと早々とお風呂に入り、夕方は余裕のある日程で、みんなそれぞれの部屋でかくれんぼをしたりトランプをしたりして遊んでいました。
2日目のメインはバーベキュー。
天気がよくなったのはいいのですが、日陰のない芝生の上でのバーベキューだったので、暑くて大変でした。
来年は、シートで屋根のある状態を作り、木陰で取り組めるようにしたいと思います。
オンエア作文や寺子屋オンエアに参加している人は、これから通信の授業のときに、googleハングアウトの向こう側に知っている友達を見つけることがあると思います。
この交流を生かして、これから元気に勉強を続けていってください。
参加された、みなさん、お父さん、お母さん、どうもありがとうございました。
子供たちは、ほとんどが普段会ったことのない子どうしでしたが、みんなすぐにうちとけて仲よく遊んでいました。
また、今回は、保護者と講師という大人どうしの交流もできました。その分夜遅くまで大変でしたが、ご協力ありがとうございました。
夏合宿の記録の写真と動画をアップしました。
参加者だけが閲覧できるようになっています。
追加したい写真があれば、一緒にアップロードしてください。
また、それぞれの写真にコメントがあれば書いておいてください。
https://www.mori7.net/stg/
■写真の記録
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夏休みの思い出は、子どもたちの成長記録ですね。言葉の森の夏の合宿は、心に残るものになりました。大人も、成長した気分です。
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2020年からの新しい入試改革の方向は、これまでの入試とはかなり変わってきます。
これまでの入試は、いろいろ工夫されたとは言っていても、結局は知識の定着度合いを確かめる入試でした。しかし、そのような入試では、本当の学力は必ずしも評価できないということがわかってきたのです。例えば、それは東大の国際的位置が年々低下しているようなところにも表れています。
知識の再現度合いを評価するテストに対応するためには、知識を能率よく詰め込む勉強法しかありません。このため、今の塾や予備校での勉強は、考える勉強とは言っても、考えるパターンの知識を詰め込む勉強になっています。
入学試験を実施する学校側では、そういう詰め込み勉強法に対抗するために、考える良問を出そうとしますが、いったん出された問題も、翌年には塾や予備校で新しい考え方のパターンの知識の勉強としてノウハウ化されてしまいます。
公立中高一貫校の試験問題も、最初のころは考える良問が出ていましたが、学習塾がその考える問題に対応するようになると、子供が考えていたのでは時間的に解けないような問題が次々と出されるようになりました。
こういう知識の詰め込みのいたちごっこを克服するために、新しい入試改革が出てきたのです。
では、その考える力の中心となるものは何でしょうか。それは、ひとことで言えば文章力なのです。
文章力というと、作文の力を思い浮かべますが、小学生の生活作文のレベルではまだ考える力とは言えません。もちろん、小学生時代の作文力は考える力の基礎となるものですが、それだけでは十分ではありません。
小学生時代の作文力の土台の上に、中学生時代の意見文、高校生時代の論説文が加わることによって初めて考える力が育っていくのです。
言葉の森の作文指導は、小学1年生から始めて高校3年生まで続ける一貫指導が特徴です。小学生時代の作文のうちから既に高校生での論文につながる展望を考えているのです。
小学生時代の作文の重点は、毎週書く習慣をつけること、よい文章やよい本をたくさん読むこと、難しい文章や難しい本も読めるようになること、です。そのためには、子供の書いた作文のよいところをいつも褒めて、楽しい勉強にすることが大事です。
また、毎日の読む勉強と親子の対話も欠かせません。特に、低中学年では、読書よりも親子の対話の方が、子供の考える力を伸ばす面があります。言葉の森が現在、小学1~3年生のオンエア講座で、読書実験クラブを開いたのも、こういう理由からです。
小学1年生の自由な題名の作文課題で、毎週のように、「今日のこと」という題名で作文を書く子がいます。低学年のころは、毎日の生活が新鮮ですから、毎回、「今日のこと」という題名であっても、特に問題はないのですが、中には、家庭での経験や対話が少ないために、今日のことしか思い浮かばないという子もいます。
作文の題材を作るために、家族でわざわざどこかに出かけたり、お金をかけて遊びに行ったりする必要はありません。親のちょっとした工夫で日常生活の延長に面白い題材をいくつも作ることができます。
小学校低学年のころの親子の関わりは、子供にとってだけでなく、親にとってもその後の貴重な経験になります。将来の大学入試の考える力に対応するためにも、今の親子の生活を充実させるためにも、低学年のうちは親子で楽しく遊んでおく必要があるのです。
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これから、お月見、ハロウィーン、クリスマスなど、色々な行事が続きます。子供たちが喜んでくれるような遊びをたくさん考えていきたいですね。
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7月19日(火)に行った読書実験クラブの読み聞かせの一部です。
説明文の文章なので、難しい言葉が結構出てきます。
この話を聞いて構想図を書き、あとでお父さんやお母さんに説明をしたり、取材をしたりします。
また、自分で実験できそうなことがあれば、それを調べてきてもらいます。調べた結果は、写真に撮ったり、youtubeにアップロードしたりと自由。
もちろん、あまり負担にならないように、何をやってもやらなくても自由です。
下記は、約10分の時間で中根が書いた構想図です。
10分では、子供たちはこんなにたくさんは書けません。しかし、自分なりに書いている間に、読み聞かせで聞いた本の内容が頭の中に残ります。
物語文の本にもよいものはたくさんありますが、物語文はほとんどの子が家庭で十分に読んでいます。
読書実験クラブは、家庭ではあまり読む機会のない説明文を中心に読むようにして、その読書をただ読むだけで終わりにせず、その後の何らかの実験につなげられるようなことを大切にしています。
小学校1年生から3年生は、学校の勉強は基本的なことだけです。
この時期に、その基本的な勉強を更に難しくしたような勉強を家庭で追加する必要はありません。それよりも、読書と対話と経験で、本当の実力をつけておくといいのです。
言葉の森は、作文指導の専科教室です。
しかし、ただ作文を書かせるだけでは、本当の実力はなかなかつきません。大事なのは、作文を書く前の材料と考える力です。
読書実験クラブは、その作文力育成の準備でもあるのです。
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