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小1や小2の作文の勉強は、題材作りの経過を創造発表クラスの授業に生かすことができて一石二鳥 as/4318.html
森川林 2021/08/23 21:33 


●動画:https://youtu.be/g6-SErsw3Vk

 昨日のオンラインサロンで、小1の保護者の方から質問がありました。
 それは、中根が、「小1のころの上手な作文は、本当の実力ではない」ということと、「小1や小2のころにがんばらせすぎると、あとで反動が来る」ということを言ったことに関連しての質問だったと思います。

 実は、この2つのことは本当で、小学1、2年生のころは、読んだ本の文章がそのまま頭に入っていて、作文のときにそれがそのまま出てくるという面が強いのです。
 だから、小学1、2年生とは思えないよう達者な作文を書くことがあります。

 しかし、それはその子の作文の実力ではありません。
 それまに読んだ本が、そのまま頭から出てくるだけなのです。

 だから、小1や小2のころ、長い作文を書いていた子が、小3になって自分の言葉で作文を書こうとするようになると、字数が以前よりも少なくなることがあるのです。


 ところで、小1や小2のころの作文は、大人から見ると、直したくなるところがたくさんあります。
 しかし、その直すアドバイスはできるだけしない方がいいのです。
 子供の立場になってみると、せっかく自分が書いたものを、あとから直されるというのはかなり負担です。

 そういう負担を感じることが増えると、子供は、何か書こうとするたびに、親に、「次はどう書くの」と聞くようになります。
 それは、自分が書いたあとに直されることに対する予防線なのです。

 だから、お母さんが力を入れるところは、作文を直すことではなく、作文を書く前の準備としての題材作りと読書習慣に関してなのです。

 質問のあった小1の子のお母さんは、毎回、子供の作文の題材作りに力を入れているということでした。
 そういう作文の準備に力を入れる中で、親子の対話が増え、子供の対話力や思考力が育っていきます。

 小1のころの作文の勉強で大事なのは、この作文の準備と読書の習慣です。
 小学1年生は、小学校時代の勉強の基礎ができる時期ですから、作文の勉強を中心にして、親子の対話、作文の準備、読書の習慣、そして更に暗唱や音読の習慣がつくようにしていくといいのです。


 さて、ちょうどそのオンラインサロンが終わってから、残っていた講師が、創造発表クラスを担当している先生で、「作文の準備でいろいろしたことを創造発表クラスで発表して、その中身を作文に書くという組み合わせがよい」とアドバイスをしてくれました。

 確かに、小1や小2のころは、作文の題材作りとしていろいろ楽しい実験や観察や工作や料理などの試みができます。
 それを創造発表クラスで発表すれば、創造力と発表力が育ちます。
 そして、それを作文に書くようにすれば、作文の題材探しに困ることはなく、同時に文章力、表現力が身につきます。

 現在、小1や小2で作文の授業を受けている人が、創造発表クラスの見学にも参加できるように、近いうちに、見学週間などの企画を行いたいと思っています。

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8月22日のオンライサロン報告――昔生徒だったお母さんに久しぶりに再会 as/4317.html
森川林 2021/08/22 21:35 


●動画:https://youtu.be/akAc8KTRdEA

 初回のオンラインサロンは36名の参加で、22日(日)の朝10時から行われました。
 最初に、中根が、30分ほど資料をもとに話をしました。
▽資料
 

 そのあと、質問の時間が30分ほどありました。
 今回は、分科会は行わなかったので、全体で1時間ほどで終了しました。

 質問の時間に、いい話が二つあったので、紹介します。

 ひとつは、今中学2年生の生徒の話で、小学校高学年のころ参加していた創造発表クラスの授業が役に立ったという話で、中学での発表の時間に、発表の仕方が上手だと褒められたそうです。
 同じようなことを、以前、中1になった生徒のお母さんからも聞いたことがあります。
 言葉の森のオンライン五人クラスのように、少人数であれば、毎回発表ができますが、人数の多い学校などでは発表の機会というのはまずありません。
 今、オンライン五人クラスに参加している生徒のみなさんは、この発表(読書紹介や作品発表)の時間をぜひ生かしていってください。

 もうひとつは、30年前に言葉の森の生徒だったという、今小6の子のお母さんからの話で、「中根先生お久しぶりです」と言われて驚きました。(笑)
 小学生に習った作文が、社会に出てから必要性を感じることが多かったという話で、子供たちみんなに聞かせたい、いい話でした。。
 そして、小学生のころに毎日小学生新聞に作文が掲載されたことが今でもいい思い出になっているという話はとても共感できました。
 子供時代のそういう思い出は、人間の一生の自信につながります。
 だから、子供時代に、お母さんや先生がその子のいいところを評価することが大事だとあらためて思いました。

 次回のオンラインサロンは、9月11日(土)朝10時~です。
 今度は、前半が中根の話、後半を分科会という形でやっていく予定です。
 お申込みは下記のページからお願いします。
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=osl202109

 どなたでも参加できますが、言葉の森のコードを取得していない方はコード登録で登録をしてご参加ください。
https://www.mori7.net/tr.php

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