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言葉の森のペット犬ユメ as/679.html
森川林 2009/11/13 20:31 


 言葉の森の通学教室にペット犬のユメがいます。(ミニチュアシュナウザー メス4月10日生まれ)

 トイレのしつけがやっとできるようになったので、これからお仕事開始です。

 どういう仕事をするかというと、まず暗唱チェックです。子供たちが暗唱するのを聞いていて、上手に読めたら右手でお手をして、もう一息だったら首をかしげます。もう一つは、先生の手伝いです。先生が、「作文用紙を持ってきて」などと言うと、急いで取りにいきます。あと一つは、元気の出ない子を励ますことです。作文がなかなか書けない子の近くによって足をぺろぺろなめます。

 以上の訓練をこれからやっていきます。できるかなあ。

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教育の骨格としての国語 as/678.html
森川林 2009/11/12 09:54 

 △教室のペット犬、名犬ユメ(7ヶ月)

 国語はいろいろな教科の一つとして考えられています。しかし本当は、国語はOS(オペレーティングシステム)のようなものです。このOSの土台の上に、様々なアプリケーションソフトとしての各教科があるという構造です。
 別の言い方で言えば、国語の本質は哲学です。哲学といっても、専門家が研究する哲学のような狭い意味の学問ではなく、ものの見方、感じ方、考え方の骨格を育てる学問としての哲学です。
 世間では、国語の勉強のこのような本質が誤解されているために、国語の勉強の目指すところがはっきりしていません。例えば、読解の勉強について言うと、物語文、説明文、意見文などの先に古文や漢文があるようなカリキュラムが組まれていることがあります。また、作文について言うと、やはり物語文、説明文、意見文の先にビジネスで使う文書などが位置づけられていることがあります。そうではなく、考える学問としての国語という原点をはっきりさせておく必要があります。

 学校で学ぶ教科の精選も、国語というOSを育てることを中心に行う必要があります。今の時代に役立つアプリケーションソフトは何かという視点で考えると、例えば金融の知識は役立つが漢文の知識は役立たないというような考えが出てきます。そうではなく、考えるための学力を育てる教育として何を優先させるのかということを考えていく必要があるのです。
 国語は、学問のOSとしての性格上、勉強の時間によってあまり差がつかないという特徴を持っています。国語の実力は、勉強の度合いよりも知的生活の度合いに比例しています。これに対して、英語や数学は勉強の度合いに比例しているので、点数の差が大きくなりやすいという特徴を持っています。このために、テストの中で利用しやすい教科として英語や数学のウェイトが高まっています。
 しかし、本当の学力の差は、国語力の差として表れます。その国語の実力を育てる方法を一言で言えば、難読と復読です。


(この文章は、構成図をもとにICレコーダーに録音した原稿を音声入力ソフトでテキスト化し編集したものです)

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