ログイン ログアウト 登録
 本当の教育は、家庭教育も含めた教育から――学力だけでなく文化力も育てる寺子屋オンライン教育 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 3416番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/24
本当の教育は、家庭教育も含めた教育から――学力だけでなく文化力も育てる寺子屋オンライン教育 as/3416.html
森川林 2018/09/30 09:36 

 社会を良くする最も有効な方法は、子供たちを良い子に育てることです。
 日本は、盗難などの犯罪が極めて少ない国だと知られています。
 落とした財布が高い確率で戻ってくる国は、日本以外であまりありません。

 それは、罰則があるからでも、監視カメラがあるからでも、社会人教育が行き届いているからでもなく、そういう子どもたちが育っているからです。

 日本では、「嘘つきは泥棒の始まり」ということわざを誰でも知っています・。
 また、他人のために尽くした人が報われるという昔話を子供のころから数多く聞かされています。

 これらは、主に家庭教育によって行われたものです。
 確かに、学校教育でも、助け合いをの精神を学ぶことやチームワークを大切にすることなどは教えられます。
 しかし、それは共通の家庭教育の文化が背後にあるからこそ、有効なものになっているのです。

 ところが、これからは異なる家庭環境の子供たちが増えてきます。
 2016年の厚生労働省の統計によると、1年間に日本国内で生まれた赤ちゃん約100万人のうち3万人以上が両親又はどちらかの親が外国人となっています。
 これからは、異なる家庭環境や文化背景を持つ子供たちが増えてくるのです。
 だから、これからの教育は、家庭教育も含めたものにしていく必要があります。

 「学力の経済学」では、幼児期の教育が大きな成果を生み出すということが述べられています。
 しかし、私はその調査を見て、幼児期の教育そのものよりも、むしろそれと並行して行われた家庭訪問の方にその後の子供たちの成長の源泉があったと思うのです。
 ここが、「学力の経済学」の中で見落とされている点です。

 この家庭教育を含めた教育をどのように進めていくかということが、これからの教育の課題です。
 私は、その答えが寺子屋オンライン教育にあると考えています。
 それは、第一に、誰でも距離に関係なく、しかも低コストで、教室に参加することができるからです。
 第二に、寺子屋オンライン教育の中心になる作文教育や発表教育は、家庭での親子の対話を学習の重要な要素とするからです。
 第三に、寺子屋オンラインの授業のあとすぐに、講師と保護者との懇談を行うことができるからです。
 第四に、これらの教育が、個別教育でもなく集団教育でもなく、5、6人の少人数教育というすべての子供が参加し発表するかたちで行うことができるからです。

 これまで、この寺子屋オンライン教育は、学年が混在する状態で行われていました。
 しかし、今後、学年別にクラスを分け、子供たちの共通の関心に基づいた課題に取り組めるようにしていきたいと思っています。

 そのためには、寺子屋オンラインの教育を行える多数の講師が必要になります。
 現在、講師育成講座の参加者を募集しているのは、こういう背景があるからです。

 寺子屋オンライン教育は、全国(全世界)どこからでも参加できるとともに、参加者のさまざまなニーズにも応えられる多様性を持っています。
 現在は、作文を中心とした勉強が主流ですが、既に国語、算数数学、理科などの教科の勉強にも取り組めるようになっており、更に読書紹介や暗唱発表などの独自の学習にも取り組めるようになっています。
 今後は、参加する生徒の希望に応じて、英語暗唱やロボットプログラミングなどにも、更には音楽や絵画などの芸術活動にも取り組めるようになると思います。

 家庭教育と結びついた寺子屋オンラインの少人数教育によって、これからの日本の教育は大きく変わっていくと思います。



同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
森林プロジェクト(50) 寺子屋オンライン(101) 

コメント欄

森川林 2018年9月30日 9時58分  
 これまでは、学力だけがあれば何とかなるという時代でした。
 これからは、学力だけでなく、人と協力する力とか、他人に対する思いやりとか、勇気とか、情熱とか、誠実さとか、学力以外のものが重要になります。
 その学力以外のものを育てる場は、今のところ家庭しかありません。
 家庭教育力の差がおおきな差になる時代になってきたのです。



nane 2018年9月30日 10時6分  
 家庭教育が大事だと言っても、自分の家の家庭教育に自信を持てる家庭はありません。
 どの家庭でも、試行錯誤しながら子育てを行っています。
 勉強はどのくらいしたらいいのか、テレビはどのくらい見せてもいいのか、本はどのくらい読ませるか、ゲームやスマホはどうしたらいいのか、そういうことがすべてまだ日本の教育文化として確立していません。
 だから、多くの家庭では、とりあえず勉強だけできればいいとなってしまうのです。
 しかし、これからは、勉強以外のものの重要さがますす大きくなる時代です。
 夫婦共働きの多忙な両親に合わせた新しい家庭教育を作っていく必要があるのです。


コメントフォーム
本当の教育は、家庭教育も含めた教育から――学力だけでなく文化力も育てる寺子屋オンライン教育 森川林 20180930 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
けこさし (スパム投稿を防ぐために五十音表の「けこさし」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
森林プロジェクト(50) 寺子屋オンライン(101) 
コメント1~10件
読解問題の解き Wind
面白かった 10/11
記事 4027番
長文の暗唱のた たろー
この世で一番参考になる 9/30
記事 616番
「桃太郎」を例 匿名
役に立った 8/15
記事 1314番
日本人の対話と 森川林
ヨーロッパの対話は、正反合という弁証法の考え方を前提にしてい 8/6
記事 1226番
日本人の対話と よろしく
日本人は上に都合がよい対話と言う名のいいくるめ、現状維持、そ 8/5
記事 1226番
夢のない子供た 森川林
「宇宙戦艦ヤマトの真実」(豊田有恒)を読んだ。これは面白い。 7/17
記事 5099番
日本人の対話と 森川林
 ディベートは、役に立つと思います。  ただ、相手への共感 7/13
記事 1226番
日本人の対話と RIO
ディベートは方法論なので、それを学ぶ価値はあります。確かに、 7/11
記事 1226番
英語力よりも日 森川林
AIテクノロジーの時代には、英語も、中国語も、つまり外国語の 6/28
記事 5112番
創造発表クラス 森川林
単に、資料を調べて発表するだけの探究学習であれば、AIでもで 6/27
記事 5111番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
標準新演習算数 あかそよ
3の1はできました。 2は、答えを見るとなんとか理解できま 11/23
算数数学掲示板
2024年11 森川林
●サーバー移転に伴うトラブル  本当に、いろいろご 11/22
森の掲示板
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習