ログイン ログアウト 登録
 ChatGPTと教育 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
Onlineスクール言葉の森・サイト Onlineスクール言葉の森
記事 4689番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2026/4/21
ChatGPTと教育 as/4689.html
森川林 2023/03/19 17:23 


●動画:https://youtu.be/NTrczFpjSEQ

 ChatGPTは、今後、教育にも使えるようになります。

 例えば、数学の勉強をしていてわからないところがあり、解法を見ても理解できないときはChatGPTに聞いてみます。
 すると、個人の家庭教師のように教えてくれます。
 質問を追加することもできるから、わかるようになるまで質問を繰り返すこともできます。

 読解の勉強でも同じです。
 なぜ、その答えがそうなのかということを説明してくれるようになります。
 しかし、今はまだ、できるかどうかはわかりません。
 それは、日本語のデータがまだ少ないせいだと思います。

 プログラミングでもできます。
 動かないプログラムがあったとき、どこが違っているのかを教えてくれるようになります。

 学校で出される宿題は、もう意味がなくなります。
 「○○の作文や感想文を書いてくる」という宿題も、ChatGPTにやってもらえばそれでおしまいです。

 つまり、答えがある問題、又は、答え的なものがある問題は、人間ではなくChatGPTで十分できるようになってくるのです。

 では、人間に何が残るかと言えば、それは、答えのない問題です。
 なぜ答えのない問題があるかというと、それは問題そのものが新しく作られたものだからです。
 つまり、新しい問題意識を持つことが、人間のできることです。

 ChatGPTが新しい問題を作れないのは、ChatGPTが、今の段階では、人間と本質的に違うところがあるからです。
 その違いとは、人間が、特定の時間と特定の空間と特定の身体の上で生きているのに対して、ChatGPTは、そういう特定さがないからです。

 だから、ChatGPTを活用するには、人間が、特定された質問をする必要があります。

 ChatGPTが普及し、誰もがスマホでChatGPTを利用できるようになった時代に、残るのは何かと言えば、それは対話です。

 FacebookでもTwitterでもYouTubeでも、デジタルの媒体であれば、ChatGPTを利用して気の利いたことはいくらでも言えるようになります。
 今のアレクサのように、ダジャレも言えるようになります(笑)。
 つまり、誰にとっても、必要に応じて、あらゆることにいつでもカンニングができる社会になるのです。

 そのときに残るのは、リアルな対話とリアルな創造です。


 私(森川林)は、この春から、創造発表クラスを2つ開設しました。
 これは、もうこれまでの勉強は終わり、これからは新しい勉強の始まる時代になると思ったからです。

 新しい勉強とは、すべて自分がオリジナルに発信する勉強です。
 その勉強のために、従来の吸収する勉強があるという関係です。

 これまでの勉強は、吸収すること自体が目的の勉強でした。

 例えば、植物に維管束があり、師管と導管があり、植物の種類によって師管と導管の配置が違うというようなことは、頭の片隅にでも入っていれば、必要に応じていつでも調べられます。
 試験をして、知識として詰め込む必要などないものです。

 そういう知識を覚えるよりも、なぜ植物はそういう仕組みを選んだのかとか、もっといい方法はなかったのかとか、その仕組みを人間社会に適用するとどういうことが考えられるかということを考えた方がずっと面白いはずです。

 しかし、今の30人から40人の学級では、そういう勉強はまずできません。
 それは、単純に、一緒に勉強する人数が多すぎるからです。
 1人の先生が、例えば30人学級の生徒に、一人ひとりの意見を聞いていたら、1人5分の持ち時間としても、約2時間半かかります。

 だから、これからの教育は、全員が発言できる4~5人の少人数クラスで行われなければならないのです。


 しかし、まだ子供たちは、従来の勉強観から抜け出せないので、調べたこと自体を発表する傾向があります。
 理科実験にしても、工作にしても、自由研究にしても、どこかに書かれていることをそのままなぞって、そのとおりできて完成という発表をしていることが多いのです。

 面白い勉強とは、最初に、自分のしたいことがあって、そのしたいことをもとにして、実験したり、工作をしたり、研究をしたりすることです。
 アウトプットしたいことが先にあり、そのアウトプットのためにインプットがあるのであって、インプット自体が目的ではないのです。

 ChatGPTの普及によって、このような創造中心の勉強が次第に広がると思います。
 作文と創造発表とプログラミングのクラスは、そういう勉強としてやっていきたいと思っています。


 ちなみに、今度、春期講習で行う創造発表は、小学生は「図工理科」、中学生は「ディスカッション」です。
 中学生のディスカッションは、文藝春秋の「日本の論点」などをもとにして、参加者でディスカッションをする予定です。
 いずれも、答えのない勉強なので、面白いと思いますが、面白くなくなるかもしれません(笑)。



コメント欄

Haha 2023年3月21日 11時10分  
カズオ イシグロ氏の「クララとお日さま」は読まれましたか?ChatGPTとの関連性はあるような ないような感じですがAIのお話でとても面白かったです。

花ちゃん 2023年3月25日 10時40分  
はい、読みました。AIのクララがとても聡明で、愛情に溢れる人間よりも人間的?な心を持つ存在でしたね。結末はとても切なく感じました。

AIは感情を持ちうるのでしょうか? もしそんなことが可能なら……。人間とは何かを改めて考えさせられます。

Haha 2023年3月26日 21時9分  
返信ありがとうございます。そうそうクララはとっても純粋で良い子なのですが、全編を通して「ディストピア」感がすごくて…色々なことを考えた小説でした笑

コメントフォーム
ChatGPTと教育 森川林 20230319 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
るれろわ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「るれろわ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
ChatGPT(0) 
コメント1~10件
作文検定のプレ あお
お返事ありがとうございます。暗唱検定が早くできてほしいです。 4/9
記事 5493番
作文検定のプレ 森川林
 日本語教育で、簡単なのは会話で、次が読書で、最後が作文です 4/8
記事 5493番
作文検定のプレ あお
日本語作文検定は、日本語を学ぶ外国人のための作文教育にも対応 4/8
記事 5493番
【合格速報】東 ふつ
合格おめでとうございます。 毎週真剣に取り組み、どんどん上 1/7
記事 5403番
国語力、読解力 森川林
読検の解答は個別れんらくでお送りください。 12/29
記事 4331番
国語力、読解力 すみひな
本日の読解検定を受け忘れてしまいました。回答をどちらに送れば 12/27
記事 4331番
森リン大賞が示 森川林
作文力を上達させるコツは、褒めることでも直すことでもなく、書 12/13
記事 5398番
作文コンクール 森川林
 子供たちの教育で大事なのは、知識の詰め込みではなく、読書と 12/10
記事 5395番
読書と作文が子 森川林
 小学生時代は、勉強よりも読書。  中学生以上は、勉強と同 12/9
記事 5394番
子どもの文章力 森川林
今の受験は知識の詰め込みの勉強になっています。 考える問題 12/8
記事 5392番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
行機雲 森川林
 飛行機雲が、  希望のように飛んでいる。  真っ青な空 4/21
森川林日記
脱線の人生 森川林
 大学入試で千葉大学園芸学部を選んだのは、単純に花が好きだっ 4/12
森川林日記
語学の勉強の未 森川林
 語学は、社会科のひとつの章になる。  「言語による文化の 4/12
森川林日記
推薦図書検定の 森川林
 小学校低中学年の図書検定では、本の内容を読めている、読み取 4/12
森川林日記
日本の教育改革 森川林
 教育の目的の重要なものは、子供たちの学力を育てることです。 4/12
森川林日記
これからのロマ 森川林
 これまでのロマンは、悪い敵と戦うときのロマンだったり、 4/12
森川林日記
数学やプログラ 森川林
 数学が大事なのは、物事を考えるときに数学的に考えることがで 4/12
森川林日記
御木本幸吉の時 森川林
創造発表は、参考書に書いてあることではなく、 自分のしたい 4/12
森川林日記
ライブドアニュ 森川林
作文検定 https://news.livedoor.co 4/10
森川林日記
突然pcが使え 森川林
AIにきいても皆目わからないので、古いパソコンを使うことにし 4/9
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン